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自分の家を自分で設計してみる

2015年8月24日「月曜日」更新の日記

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これから、新しく建てる家の夢を描くことは楽しい。しかし、いざ自分で設計するとなると、思いのほか難しいことだろう。そこで、設計上の基本的なポイントを考えてみる。 ■まず各部屋の平面配置と人の動きを検討する。例えば客人を客間へ通すとき、玄関から食堂を通っていくのは一般的に適切とはいえない。二階への階段を居間の中に設けることは、今はあまりしない。階段は、玄関の横か近くに設けるのが普通である。しかし、子供は必ず一階の居間を通ってから二階の子供部屋に行かせるという設計もある。 親子のコミュニケーションのためである。 ■動線は短く、交錯しない。建築空間の中で、人の動きを線で示したものを、動線という。動線が短く、効率的だと、住む人も楽である。また、目的の異なる動線はできるだけ交錯させない。例えば風呂、トイレに行くのに玄関前を通らないようにする、などである。 二つのプランを描いてみた。一つは、玄関を家の中央近くに据えている。玄関ホールを中心に各室を配置する考え方で、廊下が少なく、動線も短い。その分、コンパクトな家ができ、その割に居間などを大きく取れる。二つ目は、廊下を玄関から長く取り、廊下に各部屋を接して配置する方法である。廊下の面積は多くなるが、プライバシーは守りやすい。各居室はできるだけ南向きが良い。 ■居間、食堂、子供部屋、老夫婦の部屋は基本的に南に向ける。安易に北東や西北に食堂、居間、子供部屋を設けてしまう場合がある。設計にしっかりした意志、目的が必要である。 ■キッチン、食堂、居間は一体で続ける。居間は南に接し、食堂、キッチンと続けて一体にする。明るく、広々として、風通しのよい設計になる。 ■階段は玄関と調和したデザインに。階段は大きく分けて、回り階段と直線階段(通称テッポウ)とがある。参考のために、寸法を入れておいた。階段は玄関横で、しかも外に接するようにすると、光と風が入り、広く開放的なデザインを楽しめる。

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