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1押入れの床、壁、天井を桐で包む

2015年8月14日「金曜日」更新の日記

2015-08-14の日記のIMAGE
ここでは、どこまで桐を使うかにこだわってみたい。押入れの壁、天井に厚さ一二〜二一ミリの無垢の桐を使った例である。桐の良さは、調湿性と防虫効果に優れていることである。見た目も美しく、健康にも良い。適度に音を吸ってくれるので、落ち着いた静かな部屋になる。写真Bは、屋根裏収納部分に桐を使ったものだ。桐は非は、納戸の壁に杉を張った例である。納戸の中は、プラスターボードの下地のままか、よくてもビニールクロス張りが一般的であるが、中も同様に桐を使ってみたら、書斎として使えるくらい、上等な納戸になった。 なお、杉は大分県日田の自然乾燥材で、化学物質過敏症の方にも、やさしいものである。 ■風格と耐久性を兼ね備えた陶器瓦:どんな材料で屋根を葺くか、新築時に迷うところである。大別すると、①陶器瓦葺き、②スレート瓦葺き、③金属板葺き、などがある。これらはさらに細かく分けられるが、基本的にこの三種類の屋根の長所や短所を考えてみたい。 陶器瓦の特徴は、粘土を高温で焼くので堅く、耐久性が非常に優れていることである。波形のおかげで雨が曲面に当たり、雨音がかなり消される。また瓦同士を重ねたすき間から、屋根の熱が逃げてくれるので、住む人や建物のためにはと止めにせず、三、四列ごとに止めるか、一枚ずつすべて止めるのはいかがだろう。なお、陶器瓦に似せたセメント瓦という、最低のものもあるので、注意していただきたい。

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