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暮しやすい室内環境にするには

2015年7月30日「木曜日」更新の日記

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マンションに一○年、二○年と生活を続けると、日常の生活に不都合な問題を改善し、より使い易い楽しい空間にリフォームしたい気持ちになってきます。頭の中にその夢を描き専門家に相談しますと、素人考えでは一見自由な発想で改善可能と思われたことでも、思わぬ障壁にあたり実現できないことがよくあります。そのとき最も問題となりやすいのは水廻り関係との兼ね合いです。マンションの水廻り部分のリフォームの計画を進めるには、リフォーム以前の建築と設備の納まりを側面や現場調査によって、十分理解をしておくことが必要です。あらかじめ、専門家に相談してから計画を進めることをおすすめします。一日のうち、家族が最も頻繁に使用する場所である水廻りスペースの充実と、室内の冷暖房設備を含めた設備機能を充足することは、リフォームの主題でもあります。健康で快適な室内環境が得られるようリフォームすることは、生活の充実をはかる上で極めて大切なことであります。■水廻りのリフォーム:マンションは、多種多様なタイプの住戸を集積した立体として組立てられています。納まりの仕組にはマンション独自の特殊性もあり、リフォームすることはなかなか厄介な問題です。最大の難点は生活排水の排出で、排水管はその特性によりマンションの最上階から最下階まで直下型に降ろす必要があることです。そのために設備計画的には竪割方式となり、上下階の住戸の水廻りは同じ平面構成とならざるを得ないのが原則です。この排水竪管は、各階の住戸の排水主管として専有部分を通過しますが、あくまで共用部分です。リフォームの際、この竪管の位置を変えることはできません。これがマンションのリフォームで水廻りの位置変更が困難な大きな理由です。住戸内の排水口から排水竪管までの横引管は一般には専有部分であり、その維持管理は居住者の負担となります。

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