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リフォーム前のプランとリフォーム後のプランの実例です。

2015年7月29日「水曜日」更新の日記

2015-07-29の日記のIMAGE
この住いは、二○年前に建てられた集合住宅です。住み手は子育てが終わって老後を楽しむ夫婦です。冷暖房の吹出し用ダクトの下り天井がいらなくなり、ボイラー室とダクトを撤去できるなら思いきって全面リフォームをし、二人の住いにと考えたのが動機でした。居間側の四室は、梁もなく柱間(六・三×六・三メートル)は広い空間にすることが可能で、建具で仕切る設計をした。いざ解体してみると、スラブが垂れ下がって、最も低いところで一四センチも低くなってしまいました。このマンションでは、取り除くことのできない鉄筋コンクリートの壁を残し、その他の壁全部を解体撤去してから、リフォームを行いました。マンションの場合、玄関に入っても明かりがないのが普通ですが、この設計の場合、ダイニングと廊下との境をガラスブロックでカーブした壁を作り、ダイニング側にベンチ付のテーブルをとりつけました。その結果、廊下、玄関側は広くなり、ドアを開けて中に入れば、外の光やダイニングの光がもれるのを見ることができます。また、この3DKの住いは、建具をたたむと、1DKになるようにしました。そのために、隣家との境の壁の上部にある梁の下や、廊下や和室に十分な収納を作り、あまり物が出ないよう工夫をしました。流しや、トイレ、風呂、洗面所は、ほとんど位置を変えなかったにもかかわらず、まったく違った住いにリフォームすることができました。

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