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2015年7月25日「土曜日」更新の日記

【安心して長く住まい続けられるインテリアはどうしたらよいか】鉄筋コンクリート造の耐用年数が七○～八○年あるマンションの住まい方は、戸建ての住宅と何ら変わらないというよりも、もっと長く住まうことができる住宅と考えた方がよいでしょう。しかし、マンションの住まい方は戸建の住まい方とは違っているのは事実です。ライフスタイルでいえば、ドア一つで近所と縁を切ることができます。また、たとえ窓が開いていようが、ドアのカギ一つで外へ出ていけるという利点もあります。来客があるということは、玄関先とか、庭先というより、居間までいらっしゃる客になるわけです。また、マンションは、戸建よりも暖かです。マンションにかぎらず一年中を通して暖かな住まいは、ライフスタイルが変化します。一つには、とび込み客がいないうえ、暖かだと、住まいの中では、ほとんど緊張感のない住まい方ができるわけです。ですから衣類などに変化がでてきています。日本でもアメリカなどと同じようにフルシーズン通して同じ物のかさね着が多くなってきました。コート類によって調節するわけです。それにともなって収納も季節によって入れかえる押入収納より、一年中出しっぱなしのクローゼットが主になりつつあります。また、入浴方法も変ってきています。お湯がいつでも使え、暖かな住まいであれば、その人の時間帯に入ればよく、皆いっしょに入るというのは、ほとんどなくなりかけています。ライフサイクルについては、長く住まうことができる住まいというのは、いろいろの住まい方ができる住まいづくりをするということにつながります。それには、もちろん赤ちゃんから、高齢者までの住まいであるわけです。