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マンションの入居後一○年~一五年目で大規模修繕工事前

2015年7月21日「火曜日」更新の日記

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工事に先立ち、工事費の見積と実際の施工が行えるように、設計図書を作成しておく必要があります。設計図書は、改修の場合、新築と異なり、設計図はほとんどなくて仕様書が主になります。仕様書には、工事項目、使用材料、修繕方法、工法、注意事項などが細かく明記されますが、それを作成するためには、各部の現状の劣化損傷度と今後の耐用性についての詳細な調査診断が必要です。この場合、診断は、設計図書を作成する前段階として、修繕設計の一部と位置付けられることもありますが、流れとしては一連でも、マンションの維持管理上不可欠な重要部門として、「建物診断」と「修繕設計」は分けて同列に扱うべきです。■一五年目以降:三~四年毎に定期診断を行い、長期修繕計画もその時に見直す、また、この時期になるとあちらこちらで設備に問題が出てくるので、給排水や電気設備の部分診断や総合診断を行う、詳細診断も行う、さらに設備の大規模修繕や、第二回目の建築の大規模修繕のための診断を行うなど、マンションも一五年を過ぎると建物診断の重要性と回数は増すばかりです。老齢化すると医者に診てもらうことが多くなるように建物診断も頻繁になり、そのうち建替え検討のための構造診断、耐震診断も管理組合の中で議題にのぼるようになります。

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