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マンションの建物診断

2015年7月17日「金曜日」更新の日記

2015-07-17の日記のIMAGE
【マンションの建物診断とは何か】■建物も人間の身体と同じ:建物は大きく三つの要素からなりたっています。「構造躯体」「仕上」「設備」です。建物は人間の身体に例えられます。「構造躯体」は骨格、「仕上」は肉や皮膚、「設備」は内臓・血管・神経にあたると考えていいでしょう。人間は怪我をしたり病気になったりします。そして年をとるにしたがい、あちらこちらの機能や見た目が衰えてきます。建物も使っているうちに、汚れや傷みや不具合がでてきます。また、生まれつき丈夫な人もいれば身体の弱い人もいるように、建物もしっかり造られ長持ちするものと、早い時期からいろいろ問題の多いものがあります。このように建物も、人間と同じように生きものです。■建物診断は人間の健康診断と同じ:人は怪我をしたり、病気になったり、身体の調子がおかしくなったりすると医者に診てもらいます。特別異常はなくても、毎年一回、健康診断・定期検診を受けるのが普通です。身体に不具合や問題が生じたら、それを解決するには、その正確な症状と原因を知らなければなりません。原因が分らなくては、治療のための正しい処方菱はかけません。医者は身体の仕組みを熟知しており、いろいろな症状例を知っています。しかしそれだけでは、患者の身体の異常と原因を正確につかむことはできないので、さまざまな検査を行います。こうして初めて処方菱ができるのです。建物の場合も、不具合や問題が生じたら正確に現状を把握し、その原因を究明することが必要です。その上で、今後どうすればいいのか、その方向付けを行います。これを「建物診断」といいます。医者に相当する最も適切な診断者は、建築家であるといえるでしょう。

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