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物件の方角の良し悪し

2015年7月12日「日曜日」更新の日記

2015-07-12の日記のIMAGE
例えば、あなたの選ぶ物件が「方位が南向き」「方位が東南角」のマンションで、日当たりが悪い実例として、方位が南向きの物件である。この物件は、ベランダ部分の窓が広く取ってあり、部屋全体が真南に向いている。物件図面を見る限りでは、いかにも日当たりの良い部屋であると感じる。しかし、実際にこのマンションを見学すると、ベランダの前には、大きなマンションが近接していた。そして、その大きなマンションが壁となり、天気の良い昼間であるのにもかかわらず、この部屋には全く日が当たらないのである。このように、一般的に日当たりの良さが期待できる「方位が南向き」「方位が東南角」の物件であったとしても、必ずしも、本当に日当たりが良いとは限らない。また、これとは反対に、一般的に日当たりが悪いとされる「方位が北向き」の物件であったとしても、窓が広く取ってあり、部屋の周囲に光を遮る建物などがなければ、部屋の中は自然光で明るいことが多い。このように、日当たりの良し悪しを判断する上で、方位のみを全面的に信用することはできないのだ。よって、日当たりの良し悪しを判断するには、方位だけではなく、実際に物件を見学して診断するよって、必要がある。「【日当たりの良し悪しを診断する方法】●天気の良い昼間に物件を見学する●室内の照明を全て消した状態で、どの程度部屋の中が明るいかをチエックする●窓を開けて、周囲に光を遮る建物があるかどうかを確認する」私が見る限り、室内照明を付けたままで、日当たりの良し悪しを確認されている客は多い。そのような客は、方位が「南向き」「東南角」ということで安心しているのかもしれない。

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