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強度が大きい木材とは

2015年6月22日「月曜日」更新の日記

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木造住宅の骨組みに使用される材料には、主な骨組みをつくる材料と、その骨組みの間にできる面を構成する補助材があります。主な骨組みには強い力がかかるので太い材料が用いられ、補助材には比較的細い材料が使われます。一番下の基礎の上に載せられるのが前出の土台で、これに柱が立てられます。二階建ての場合には、二階の床の高さのところで各柱をつないで横にひとまわりするのを「胴差し」といいます。四隅で二階まで伸びる柱が「通し柱」で、二階の床の骨組みをつくるのが「梁」です。壁をつくるための補助材として縦に入れる柱を「間柱」といいます。間柱は横からの力に対して弱いので、これを支えるために筋カイを入れます。筋カイは四角形の壁に斜めに入れて変形を防ぐ役目を持っています。木造住宅の材料は一定の長さにそろえてあるのが普通で、これらの木を継ぎ合わせて木を組むときに、仕口とか継手と呼ばれる方法が用いられています。通し柱はできれば四寸(約12cm)の太さのヒノキまたはスギを使用します。建物の形状や間取りによっては三~五寸の太さのものでもよい場合があります。間柱や筋カイにもわが国に豊富にあるスギなどの国産材を活用したいところですが、現状では強度が大きいマツあたりもよいようです。いずれも住宅金融公庫融資対象の基準以上の太さのものを確保してあります。太い柱は耐震性も高く、住まいをがっちりと支えます。

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