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将来の買い換え

2015年6月2日「火曜日」更新の日記

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将来の買い換えということを考慮しても、公団の中古マンションであれば、安心できます。とりわけ公団・公社住宅の場合には、民間のものと比べて比較的価格が安定しているのが特徴です。そのためか、基本的に不動産の相場というのは、その地に存在する公団・公社住宅の価格を一つの指標として形成されています(これはだいたいどこの地域でも同じです)。これらは私自身を含めて、大方の不動産業者の見解の一致するところだといえましょう。先の新築マンション購入者が判断を誤ったのは、物件に対してだけではありません。実際のところ、購入の時期においても誤った判断をしたのではないかと思います。ともすると、彼ら購入者の中には、あの時点が不動産価格の底値だというような判断をして購入に踏み切った人もいたのではないでしょうか。今だからいえますが、近年の不動産価格の下落傾向は慢性的なものでしたし、あの時点でも不動産相場は下がっていたのです。今でさえ落ち着きを見せてきてはいますが、私にいわせれば、あのような時期に多くの方が新築マンション購入に走っていったのは、実情を把握できていない人達がいかに多いのかということの表れではないかと思います。また、いくら消費税がアップしたとはいえ、3%が5%になったにすぎません。仮に4000万円の物件を購入したにしても、80万円程度の値動きにすぎず、実際、こんなのは不動産相場・不動産売買の世界ではたいした問題ではないのです。

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