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2015年5月27日「水曜日」更新の日記

家は決して安い買い物ではありません。住宅ローンの返済はこれから先20年、30年と続きます。まさに一世一代の大きな買い物です。この本を手にしてくださったあなたが、後になって「こんなはずじゃなかった」と後悔するような家だけは建てないようにしていただきたいと思っています。そこで、まず2人にとって「いい家」について考えてみましょう。「いい家」とはどんな家でしょうか。しつかりした構造で、耐久性、耐震性があること、住み心地がいいこと、デザインも仕様も納得できること、ランニングコストが低いこと将来、ライフサイクルに応じて間取りなどが変更できること、メンテナンスが容易であること、2人にとって適正価格であること、などが満たされていれば、それは「いい家」と呼べると思います。自分の収入に見合わない豪華な家を建ててしまった場合、たとえそれがすばらしい家であったとしても、あなたにとっての「いい家」とは呼べません。なぜなら、収入に見合わない額の住宅ローンを払い続ける生活は、決して幸せではないからです。「適性価格」というのは、無理をせずに返済できる金額で建てられるということ。「いい家」とは「安くていい家」でなければならないのです。運悪く悪徳業者につかまって、欠陥住宅を引き渡されたり、契約したとたんに住宅会社が倒産してしまったり…。これは明らかに「悪い家」です。